そろそろ年末ですね。
職場の年末調整の書類も無事提出し、年明けは確定申告の手続きが待っています。
それらの準備が先日終わったので、安心して年を越せそうだなとほっとしております。
寄附控除とふるさと納税を利用すると確定申告が必要になります
会社員なので確定申告に行くというと、「年末調整ないの?」と疑問を持たれる方もいるのですが、ちゃんと年末調整もあります。
でも、複数の控除を利用すると会社員で年末調整があっても、確定申告(白色申告)が必要になるんです。
ふるさと納税ならワンストップ特例制度でいいのでは?
私の場合、ふるさと納税の他に寄附控除もやっているので
ワンストップは利用できないんですよ。
ふるさと納税だけならワンストップでよかったんですけどね。
認定NPO法人や公益社団法人等に寄附を行っていると、年末に寄付先から「証明書付き領収書」と「税制証明書に係わる証明書」が送られてきます。
それをふるさと納税の「寄附金受領証明書」、会社からの「源泉徴収所」と一緒に確定申告会場に持っていき、手続きを行うという流れです。
(最近はスマホで手続きが完結できるくらい簡単になってきたので、来年からは会場に行かずにスマホで済ませてしまおうかなと思っていますが)
自治体の税務相談で寄付額について相談してきました
お恥ずかしながら去年の確定申告時、想定していたよりも税金の控除額が少なくて、「もしかしてふるさと納税を払い過ぎてしまったかも。。」と思いつつ、分からないままにしてしまっていました。
ふるさと納税シミュレーターなどで計算はしていたのですが、その他の寄付額については算定不要なのか、同じ枠で寄付とふるさと納税を行うものなのか、ということについてはよく分かっていなかったんですね。
また今年もそんなモヤモヤを抱えるのは嫌だということで、自治体の税務相談に予約し、税理士さんに色々聞いてきました。
寄付額について調べる際、これで計算するといいよということで教えていただいたのがこちらのシミュレーターでした。
こちらの「詳細シミュレーション」で税理士さんに言われた項目を入れて、実際に去年の確定申告内容と照らし合わせつつ教えて頂いた感じです。
私の場合、源泉徴収票に記載してある給与の支払金額(控除前の金額)と、社会保険料等の金額の2点をシミュレーターに記載し、必須項目を埋めて算定しました。
その結果が以下の通りです。
そして私のふるさと納税額は11,000円、ふるさと納税以外の寄付額は24,000円でした。
税理士さんが仰るには、(細かい計算や枠組みがあるので詳細な説明をするとややこしくなるそうですが)ざっくり言うと、「シミュレーターで出た控除上限額はふるさと納税と、(ふるさと納税以外の)寄付額のトータルの上限額と考えていい」そうです。
今年の春先に会社から頂いた「所得税等に係る特別区民税・都民税・特別徴収税額通知書」の住民税を確認した限り、
ここまでの話に流れでお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、去年の寄付額は上限枠を明らかにオーバーしてしまっています。
やってしまっていました。私。
去年よりかは年収も上がり、「税理士さんに相談して、もしまだ上限枠が余ってたらふるさと納税積み増ししようかなあ」と呑気に考えていたのですが、調べたら今年の枠は既にギリギリだと分かりました。
最低限の生活用品しか購入していなくて助かりました。危なかったです。。
さいごに
私はふるさと納税と(ふるさと納税以外の)寄附控除を利用していますが、オトク中心に考えるなら全ての寄付上限をふるさと納税に振った方がいいということを税理士さんからはアドバイスされました。
実際私もそうだろうなと思います。
ただ、節税しつつも、どこかの認定NPO法人や、公益社団法人、政党を応援したい気持ちがあるのなら、こうした寄附で応援する方法があることも知って欲しいと思います。
寄附控除はある種、自分の税金の使い道を自分で決められる手段であると私は考えています。
「私の住民税/所得税の一部はここに使わせてもらいますね」という。
国に全て税金の使い方を決めてもらうのもいいかもしれませんが、折角応援したい自治体や団体があるのなら、寄付上限内で応援してもいいよねというのが私の考えです。
寄附の目的は税金の控除ばかりではありませんが、無駄に払わずに済むに越したことはないですしね。
最近は消費増税などで支払う税金が多くなってきましたし、節税できるところはしっかり制度を利用して、生活を楽にしていければいいなと思います。